滝壺の水はぬるかった
2010年 01月 07日
1月4日から6日まで、空手の合宿で秩父の三峯山へ。三峯神社境内の宿泊所の和室6畳で過ごしたルームメイトは、小学3年生と6年生、中学2年生、そして私。いったいどういう人選!? 女子部は合計3室で、あとの2室は大人の女性達。つーことは私、子供並み? いやはや、まーいーんですけど。
一番不安だったハーフマラソン22キロ、往路は神社の駐車場から秩父湖まで下りっぱなし、復路は同じルートを逆に上りっぱなし。3年前、初めて参加した時は何とか完走したものの、疲労困憊だった。さて、今年は……。
早朝に雪が降り、アスファルトの道路は溶け出した雪でグチャグチャだったり凍っていたりで気が抜けない。うっかり転倒したら崖下に転落しそうでちょっと恐怖だった。それでも下りはまだ楽。上りときては、少し歩いては走り、走ってはまた歩き、という状態で自分との闘いだった。
結果は100人以上いた参加者中40位。3年前より10分ほどタイムを縮められたのでまあ、満足。
もうひとつ、朝稽古の後の本殿での祝詞。こいつがとんだ伏兵で、1時間ほど零下の風に吹きさらされながらの正座がきついのなんの。足のしびれはもちろん、折りっぱなしの膝の痛みと、背中からの寒さがチョーつらいんですけどぉー! しかもその後でマラソンしたり急な山道を下山したりしなければならないわけで、まさしく修行の2泊3日なのであった。
しかも、風呂上がりのビールもなく、合宿中、体に入ったアルコールは2日目の夜の演歌時のビール3缶のみ。他の女性達はコップ1杯だけ飲むと、ジュースとお菓子にチェンジ。私ひとり手酌でコクコクやらせていただいたが、なんちゅーか味気ない。借りてきた猫状態の夜だった。
最終日は、神社から登山道らしき山道を下山し、途中の滝で男子は滝の水を浴びながら、女子は膝くらいまでの深さの滝壺に入って正拳突き。思ったよりも水は冷たくなかった。外気が零度以下なので、むしろぬるく感じるほど。
その昔、水上の湯桧曽川での10月の沢登り、時ならぬ大雪に遭遇した時の辛さに比べると雲泥の差だ。滝の水を浴びながら登った大滝の、凍りついた石の感触は今もまだ忘れがたい。凍傷にかかった指先は、1ヵ月ほどの間に何度も皮がむけたっけ。
と言うものの、滝壺から靴を置いた場所まで、素足で踏んだ氷混じりの雪は冷たかったけどね。
稽古の合間には、神社にてお札を購入。3年前も買った、2匹の日本オオカミの絵入りのお札だ。日本オオカミは三峯神社の神の使いだそうで、あらゆるものを祓い清め、さまざまな災いを除いてくれるのだとか。我が家の玄関の壁に貼り、時折チラ見しては何となく心強く感じたものだ。合宿に来る際、そいつをはがして持参し、神社のお札納めボックスに納め、新しいのをいただいてきたというわけ。
帰宅して早速、玄関に貼り付けた。
気持ちはすがすがしいが、太股とふくらはぎが筋肉痛。昨日は何ともなかったのに、予想通り2日後にきやがった。洗濯物どっさりのカゴを持って、これから2階に上らねばならない。いや、上りはまだいい。その後、1階に下りねばならないのだ、ああ!
修行、依然続行中。
by 4433yoshimi
| 2010-01-07 13:55