生きていればいろいろあるさね
2011年 02月 20日
明日からの仕事&空手の稽古に備えて、今日は家でのんびり。洗濯物もないし、掃除もパス。食事も昨夜のうちにおでんを煮込んでおいたので玄米をチンするだけだし、午後からは吐渓が仕事で外出なので、夕食の支度もしなくてよし! お好み焼きなんぞ焼いてたっぷりソースを掛け、ビール飲みながらネット探索していたら、うっかり地雷を踏んでしまった。
柳美里の新作『柳美里不幸全記録』(新潮社)のアマゾンの評価がかなり賛否両論で、以前、週刊誌に連載されていた彼女の出産前後の時期のエッセイを熱心に呼んでいた私には興味深く、延々と検索してしまった。彼女のブログの日記のあまりの赤裸々ぶりに困惑。ものすごいパワーの負の感情に引きずられそうになってしまうのは、私の心の弱さのせいだが、いやはや、それにしても彼女の生きづらさのレベルは半端ではない。彼女がマラソンにのめり込む気持ちはわからないでもないが、こういう方には是非、空手をお勧めしたい。まあ、生きづらさも飯の種となっているようなのでよけいなお世話かもしれないが。
とりあえずご飯が食べられてお酒もほどほどに飲めて、寒さをしのぐ家もあるし、意地悪する人も憎らしい人もいない環境は、ああ、幸せだなあと思う。けれどそれは大海原に漂うボートの上でまどろんでいるようなもので、嵐が来るとひとたまりもない幸せであり、平和なのだと薄々感じているので、心許なさもセットであるのも事実なのだ。
こんな時は野山に出掛けて、無心に山菜採り、イワナ釣り、キノコ狩りなんかしていたい。そうした確かなことが、疑いのない充足感を与えてくれる。沼田で雑草を抜いていたり、木の剪定をしたりするのも可。雪かきフェチの父のDNAかも。わがままなくせに精神的なストレスで胃潰瘍が持病という父の鬱的人生も大変だったろうなあと思うが、今年で89歳、ボケかかるまで生きてこられたのだから人間、けっこうしぶといものなのだ。母への精神的虐待を反省し、これからは絶対にいじめないと宣言した先々週の帰省後、まだ心の病は発生していない模様。このままちょいボケくらいでいてくれたほうが、母にとっては楽かもしれないと思う今日この頃。
買い置きのビールが切れた。コンビニまで買いに行くか否か、激しく悩む日曜日の夜。
by 4433yoshimi
| 2011-02-20 23:01