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ご飯・空手・渓の日記


by 4433yoshimi
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カナリアたちが一斉に鳴いている

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先週、産直で買ったらっきょが届いたので甘酢に漬けた。本来は塩漬けをしてから漬け込むようだが、昨年、手抜きしていきなり漬けてもまったく問題なかったので、今年も手抜き方式。夕方帰宅した吐渓が、いきなり「ラッキョウくさい」。自分では気づいていなかったし、それほどでもないと思っていたのに、空手の稽古に出掛けて電車に座ってザックを抱えたら、ラッキョウのにおい。あらま、ザックにラッキョウのにおいが浸み混んじまったのね。かなり強烈かも。糠味噌も激しいけれど、ラッキョウもなかなか。
その日、数個のラッキョウを糠味噌に漬けてみたのだが、数日後に食べてみたらおいしくてビックリ。友人はてんぷらもおいしいと言っていた。ラッキョウ、なかなか使えるヤツかも。
1カ月後にはおいしく漬かっているはず。昨年漬けたラッキョウ、カレーに添えたらめちゃくちゃおいしくて、今年も作らずにはいられなかった。楽しみなことである。

いよいよ大飯原発の再稼働が決まってしまったが、前夜の官邸前11,000人再稼働抗議デモが大手マスコミにいっさい報じられず、その翌朝に決定って、ひどすぎやしないかい。国民をバカにするにもほどがある。私は岩上安身さんのIWJ(Independent Web Journal)のネット中継を観ていて、ごく普通の社会人や母親や学生が心から憤り、異議を唱える姿に感動した。当たり前だよね。地震国日本に、原発はそぐわない。まるでハーメルンの笛吹男に惑わされたネズミのように、破滅に向かって走り続けるようなもの。
これまでIWJは無料中継のみ観ていたけれど、意気に感じて定額会員に申し込んだ。経費捻出には相当な苦労があるだろう。妨害も多いことだろう。この日本の絶望の時代のかすかな光に私には思えたんだ。
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先週、韓国に行った際に、当地の友人から引っ越してくるように勧められた。
私としては、それもあり得ないことではないと思うのだが、ソウルは空気が悪すぎ。あのケミカルなにおいはなんなのだろう。アスベストか、中国からの化学物質か、はたまた新建材なのか。
この世に永遠の桃源郷などはありはしない。こちらを立てればあちらは立たず、で折り合いをつけていくしかないのだろう。それだけに、原発再稼働は、ショックだった。命を縮めることを覚悟するほどつらいことはない。まあ、15年以上前まではヘビースモーカーだった私には、嘆く資格はないのかもしれないが。

今は亡き画家・貝原浩さん。生前、行きつけの酒場で会うと話をしたり、個展では絵も購入。彼はチェルノブイリ事故後の被爆したベラルーシを訪れて、彼の地の人々や風景を描いていた。57歳というあまりにも若いガンでの死は、もしかすると頻繁に訪れていたチェルノブイリのせいではないかという疑念をぬぐえない。彼のギョロリとした大きな目を思い出すたび、私は放射能が怖くてたまらなくなるのである。
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by 4433yoshimi | 2012-06-17 16:28