ご飯・空手・渓の日記


by 4433yoshimi
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<   2010年 08月 ( 5 )   > この月の画像一覧

近所に住むふたつ年下の独身イトコが、熱中症になり救急車で病院に運ばれた。1日入院。
人ごとじゃないんだなあ。週末は浅草のサンバカーニバル見物に行く予定だったが、急遽、中止。2日前に沢に行った疲れが残っていたしね。
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先週の平日、仕事の合間を縫って、日帰りの沢へ。吐渓が昨年、某山の山頂で知り合った女性(エリーさん)の、初めての沢登りのガイドするということで、女性がいた方が心強いだろうということで助っ人に。
新潟の、釣り&沢登りでいうなら、私にとっては故郷のような新潟の佳渓。スケールは小さいけれど、渓観が美しく、滝や淵が適度にあって、釣りもそこそこ楽しめるというありがたい沢である。天気もよく、けれど涼しく、川面はキラキラ輝き、日常から解き放たれる爽快感のシャワー。ストレスの多そうな仕事をしていらっしゃるエリーさんも、笑顔がいっぱい。楽しくてたまらないといった様子だった。渓の楽しさは泊まりを経験しないとね、とは言いつつも、最初はみんな日帰りから始まる。
「これを経験しちゃうとはまっちゃいますよね」
とエリーさん。そうそう、仲間達はみんなはまってしまって、もう抜け出られない状況だ、私も含めて。けれど、そんなに好きなことに出会えたってことが、幸せじゃないか。
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毎年、ちょっとびびる数カ所のヘツリも、なんなく通過できた。空手とジムのおかげで、バランス感覚や筋力がアップしたせいだと思う。つらい稽古も我慢した甲斐があるというもの。

イワナに関しては、ここ数年、魚影が少ないと感じていたが、今回はすっかり回復していた。釣れなくなると釣り人が減り、魚が増えるとまた釣り人が増え、のサイクルなのかしらん。そういえば、釣り人の入渓の跡がほとんどなかった。このまましばらくそっとしておいてあげたいものだ。
前夜、もしくは数日前に1メートルくらい増水した形跡があり、魚影は濃いけれど、魚は神経質になっていて釣果はいまひとつだった。しかし、今回は泊まりではないので釣果が目的ではない。楽しく遊ぶこと。たっぷり遊ばせてくれた沢とイワナに感謝。

帰宅して翌日の仕事も、渓で遊んだせいか、快調にこなせた。リフレッシュは大切だなあ。
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上越国境魚野川での遡行で、初めて食べた油麩(切り干し大根煮)、大好評だったのでネットで取り寄せた。トマトシチューのコクが足りない感じだったので、油麩を入れてみたら大正解! とてもおいしくいただけた。油麩、恐るべしである。
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by 4433yoshimi | 2010-08-30 09:09
近頃、山ガールなんて言葉が徘徊していて背中がむずがゆい。登山用品店に行ったら、山ミニスカート発見。これの下にスパッツ状の物をはくのだろうが、あと3年もすれば「なんて恥ずかしいモノ着てたんだ」になりそう。私の若かった頃のベルボトムとか絞りのTシャツみたいに。
いくらきれいな言葉でカモフラージュしたって、汗くさい山女山男の実態は変わらないと思う。きれいなウエアが増えるのは歓迎ですが。
それにしても森ガールファッションがそこそこいけたから山ガールも、なんてメーカーの発想が涙ぐましい。
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数日前、手作りパンをいただいた。ホームベーカリーで簡単に作れるというのだが、市販のパンより素朴な味でおいしいくてびっくり。思わずネットでホームベーカリーを調べてみた。どうやらかなりの優れものらしい。しかし、パン好きの吐渓は食べ過ぎ必至。後ろ髪引かれながら断念することにした。我が家は玄米ごはんでいくのだ。
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そして今日は、メゴチの天ぷらをいただいた。昨日釣れたのを、てんぷらにして持ってきてくださったのだ。これはそばをゆでるしかないでしょう。というわけで早速、昼食に、てんざる。いやはや、これがおいしいのなんの。数種類の野菜てんぷらもあり、タマネギは2個。一番最初に吐渓がタマネギにはしをのばしたので、悪い予感がして、メゴチを食べながら次はタマネギだ、と思っていたら、ふと目を離した隙にタマネギが消えていた。絶句。
「タマネギ!」
「え?」
「タマネギ、2個とも食べたでしょう」
「ああ、うまかったよ」
「普通、2個あったら、1個ずつのはずでしょ?」
「そうかな」
「そう、私だって食べたかったんだから」
ちょっと険悪な空気が流れた。
「次からはそうするよ」
としれっと答えた吐渓。本当だろうか。いや、きっと次だって、いつだって好きなものからなーんにも考えずに食べるだろうと思う。だから、最初に確保するしかないってことを、これまでさんざん学んできたはずだったのに、私が甘かった。
でも、メゴチは素敵においしかった。身がしっかりしていて、味も濃い。やっぱり自然の中で動き回っているモノはおいしいなあ。

今日は35度を軽く超えている。お盆休みが終わり、今日から空手の稽古再開。だけど、大丈夫なんかいな、私。
終わった後のビールを楽しみに、行くことにするか。
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by 4433yoshimi | 2010-08-17 17:23
f0207325_943493.jpg今年のお盆は、川上さんのお墓参りに行こうと思っていた。今日の午後、吐渓の整体の患者さんが帰った後、決行。大宮の共同墓地で、広大な敷地の中、うろ覚えの記憶をたどりながら、ほどなくしてお墓を発見。お墓はきれいに清掃され、雑草も抜かれ、花もてんこ盛り。ほかのお墓よりもお世話されている感じがありありで、うれしかった。

直前のコンビニで、川上さんが大好きだった氷結レモンを2缶買って、1缶を墓前に備え、もう1缶を私が飲んだ。お線香が徐々に短くなっていく。吐渓の目が赤い。日差しが徐々に傾いていく。風も気持ちよく吹いていた。
共同墓地の入り口の角にあるそば屋で、吐渓は冷やしたぬき、私はモツ煮ともりそば、そして日本酒の冷や。あまり日本酒は好きじゃないけれど、大好きだった川上さんを偲んで冷や酒を注文。太めの田舎そばにはちょっと力不足な感じの酒だったけれど、川上さんはきっと香りだけでも楽しんでくれたのだと思う。
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何度一緒に渓に行ったことだろう。
何度一緒に酒を酌み交わしたことだろう。



気がついてみれば今年、私は川上さんが死んだ年齢になっていた。この年で死んじゃうなんて、早すぎる、と自分がその年になってつくずく思う。早すぎるよ。
そういえば、私の大親友だったR子さんの亡くなった年も越してしまった。


お盆という行事も、そう悪くないなあと思った。
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by 4433yoshimi | 2010-08-13 22:19

渓のシメは神戸牛でした

源流を訪ねるようになって15年。これまで、深刻な生命の危機を感じたのは2回。北アルプスのアイサワ谷での遭難と、そして上信越国境の魚野川。2年前の魚野川では、足を乗せた岩が崩れて滑落し、ちょっとした窪みに頭が下、足が上の状態で大きな石を抱え、青い空を見上げたまま身動きができなくなった。このまま石の重みで内蔵がやられるか、力尽きて谷底に滑り落ちるか、というところを男性4人がかりで石を持ち上げてもらい、かろうじて脱出。石が重くてなかなか持ち上げられなかった時間は、たぶん10分足らずだったと思うのだが、30分にも、1時間にも思えた。
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魚野川は自然が豊かだが、標高が高いので害虫が少なく、私の釣り仲間の間では、毎年、お盆の頃に訪れることが恒例となっている。私は、もう10年以上通い詰めている渓だ。昨年は、残念ながら、初めて雨のせいで撤退。今年はリベンジのはずだったのだが、私は空手の合宿と日程が重なり、断念することにした。正直、ほっとした。3年前の事故がまだトラウマだったのだ。なんとなく胸騒ぎがして、いやな感じがしていたのだ。
ところが初参加の女性・レイコさんがエントリー。クライマーではあるが、沢には慣れていないとのことで、彼女のサポートをするため、合宿の方をあきらめることに。3泊4日のロング釣行なので、女性がひとりでは不安だろう。とはいうものの、気は進まなかったんだよ。

魚野川を遡り、最終日に山越えをして降りてくる志賀高原・高天原に車を1台デポし、もう1台の車で出発地の秋山郷・切明へ。標高差、約1000m。ここから3泊4日の旅の始まりだ。ザックを背負って川を遡りながら食料のイワナを釣り、野宿してまた翌日、イワナを釣りながら遡る。滝があれば、よじ登って越える。それが無理な場合は、脇の山肌を高巻きして滝上に降りる。大淵があれば岩壁をヘツって抜けたり、胸まで水に浸かって歩いたり、それがダメなら泳ぐっきゃないね、ハハハ。仲間達と助け合いながら、励まし合いながら和気あいあいと、時には歯を食いしばって。
源流釣りの魅力とは、壮大な自然を舞台にした冒険であることだ。わくわくドキドキの連続。毎年訪れていても、天気や水の量は違うし、イワナだって年によって太っていたりやせていたり、大きかったり小さめだったり。バリエーションは無限なのだ。
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天気予報では最終日まで晴れマークだった。しかし初日、夕刻から雨にやられた。初日の泊まり場の前の川は瞬く間に水かさが増え、泥水に。不安げな表情のレイコさん。
「もしもここまで水が来たらどこに逃げるんですか?」
「いや、ここまでは来ないから大丈夫!」
と吐渓。確かに、土砂降りだった昨年もすぐ近くまでは水が上がったけれど、大丈夫だった。しかし、初めてのレイコさん、気が気じゃないのはよくわかる。
翌日は、お昼前に突然の豪雨に襲われ、吐渓がこれ以上進めないと判断し、タープを張った。ここで泊まったら翌日の行程が大変だなあと危惧したが、ほどなくして雨が上がったので再び遡行を再開した。
「あの時は寒くて震えてました。タープを張ってくれたのが本当にありがたかった」(後日、レイコさん談)
それ以外はまずまずの天候だった。

私のトラウマの場所は、2日目の泊まり場、直前の滝。いよいよか、と思うと気が重かった。そして、行ってみると、記憶の中の場所よりはるかに小規模で、それほど難しい場所ではなかった。というより、なんていうことのない岩場だ。だからこそ事故は起きるのだろう。どんな場所でも侮ってはいけない、常に細心の注意と、できうる限りのリスク回避を心がけねばならないと肝に銘じた。そこを抜けて、ようやく私のトラウマはきれいにぬぐわれたのだった。その時、今回は来てよかった、と心から思った。

2日目の泊まりは平らで安全で景色がよくて、最高のロケーションだ。行程的にも最も楽な1日。だからこそ料理にも気合が入るというもの。
ちなみに以下が、今回、調理したメニュー。

●8月5日
☆朝昼 弁当
☆夕食 チタケ飯(チタケは、林道でけっこうな数が採取できた)・イワナ潮汁・イワナ刺身(ワサビ醤油で)・イワナ天ぷら・ゴーヤとハムの炒め物・メロン(今回初参加のガベジ君が背負ってくれた)
●8月6日
☆朝 チタケとナスとタマネギとイワナ天ぷらの炒め丼・漬け物・味噌汁
☆昼 ミズナ入り塩ラーメン・手巻き寿司(釣りする前だったので具はワサビのみ)
☆おやつ スパゲティサラダ(ツナ・タマネギ・ピーマン・バジルソース)
☆夜 トマトソースがけイワナソテー(ソースはナス・タマネギ・ニンニク・ピーマン・トマトペーストで)・イワナ刺身(塩ごま油で)・イワナ潮汁・飯・チーズケーキ(今回、難しい場所でのトップを務めてくれたツトム君がサプライズで持ち込んでくれた)
●8月7日
☆朝 イワナとタマネギの甘辛煮・ミズナと塩昆布の混ぜご飯・味噌汁
☆昼 イワナ入りラーメン・混ぜご飯おにぎり
☆夜 韓国風イワナとミョウガの和え物・イワナのつみれ汁(タマネギ・オクラ入り)・冷や奴(ハウスの本豆腐で)・切り干し大根と油麩の煮物・タマネギとピーマンとコンビーフの炒め物
●8月8日
☆朝 おにぎり・即席グリーンカレースープ

通常、渓ではひとり1日2合、3泊で6合持ち込む。万が一、1日くらい停滞しても食いつなげる量である。ところが、今回はすべて食べ尽くした。最終日、おにぎりは余ったけれど。
それというのも、ガベジ(garbage:ゴミ箱)君がいてくれたおかげである。みんなお腹いっぱいになって残った物は、すべてガベジ君の胃袋に。
「食べちゃってくれる?」
と言うと、キラリンとうれしそうに輝くガベジ君の瞳。おいしそうにきれいさっぱり食べてくれるので気持ちいいのなんの。今回、最も多くの共同装備を背負ってくれた彼のタフさの源だ。里では彼女に厳しい食事制限を課されているそうだが、渓の中だけは解禁させていただいた。ちなみに、下山して最初に入ったラーメン屋では、ラーメンとおかずがセットの定食を勧めたのに、つけ麺だけ。帰宅してからの食事に備え、少しでも胃を小さくしたいとのこと。エライ! かつて5合も食べたというガベジ君にしては驚異的な自制心である。

最終日は、徐々に狭まっていく川筋をたどり、どんどこどんどこ高度を上げて遡り、親指よりも太い根マガリダケが密生するヤブをこぎ、稜線の登山道へ。振り返ると越えてきた渓筋が眼下に広がっている。よくもまあ歩いてきたね、とみんな笑顔。2125mの寺子屋峰まで登って登山道脇の植物園を抜け、高天原に降りるリフトに乗って下ってデポした車が待つ駐車場へ。
そして、私と吐渓、ツトム君、ガベジ君、レイコさんの旅は終わった。

f0207325_1127052.jpg帰宅すると、宅急便の不在通知が。明石に住む叔母から、神戸牛が届いた。やった! 
渓から帰ると無性に肉が食べたくなる。神戸牛でキメだなんて、なんてラッキーなんだ。
よかった。行けてよかった。本当に今回は、胸のつかえが下りてよかった。
ありがとう、おばさん。ありがとう、神戸牛。


渓に在る幸せの余韻が、いまだ続いている。
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by 4433yoshimi | 2010-08-10 11:27

隅田川の花火と蛍

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昨夜は隅田川花火大会。空手の先輩のお宅が隅田川沿いにあり、毎年、近くの路上で場所取りをしているとのことで、お邪魔させていただいた。キンパブ(韓国風海苔巻き)を持参したが、お宅では唐揚げやおつまみ各種、赤飯など、盛り沢山。奥さんがさぞかし大変だろうと思ったが、そんな気配ゼロで喜々としてらっしゃったのには感服。こういう時の妻の力って、本当に偉大だと思う。
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初めて見る隅田川の花火。花火大会といったら、子供の頃、近くの川で催されていたものしか知らない。田舎のことだから小規模だったし、小学生の私には、花火よりも、そこここですれ違う同級生チェックのほうが重大事だった。

さすがに隅田川の上空を彩る花火の華やかさ、美しさ、バリエーションの豊かさは見事な物だった。花火が上がることを知らせる「ドーン!」という打ち上げの音が鳴ってから、「シュルシュル~」と夜空に登っていく火の玉、そしてやおら「ポーン!」と炸裂する色とりどりの光。いくつ上がろうが、見飽きることはなかった。あんなに夜空を見続けるなんて、これまでも、この先もないだろう。

花火を見つめながら、ずっと蛍の群舞を思い出していた。山形県の小沢での夜、山肌にはいくつもの蛍のコロニー。それらはぼんぼりのように夜空に浮かび、満天には縦横に群れ飛ぶ蛍の光のライン。花火は、あの光景を再現したがっているかのようだった。

それにしても尋常ではない人混み。電車に乗って大汗をかいて出掛けていくなんて、どれだけ花火が好きなんだ。花火とか、隅田川とか、夏の風流さのかけらもないのが実態。関取合戦も猛々しい。だけど、それらを補ってもあまりある魅力が、花火にはある、と確かに思えた夜だった。
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一夜明け、ひとり静かに冷房の効いた自宅で、おかゆなんぞを食べてみる。キンパブ用ご飯を炊いた鍋の底に、少し米がこびりついたので、水を張ってことこと煮ておいたのだ。かすかに焦げの香りもしておいしかった。特に、数日前に焼いたしょっぱい鮭がいい味出してくれるのなんの。やっぱり鮭は塩がきついくらいの方が旨味がある。こんな日には、久しぶりにかき氷でも食べたいものだ。もちろん、イチゴ味。シャクシャクシャク。もう何年、いや何十年、食べてないだろう。
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by 4433yoshimi | 2010-08-01 16:20