ご飯・空手・渓の日記


by 4433yoshimi
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<   2010年 10月 ( 4 )   > この月の画像一覧

f0207325_2214584.jpg先週末は、空手の道場の仲間4人に吐渓を加え、総勢6名で雲取山へ1泊で登山に。道場の仲間の知人の山登りサークルに合同参加、という形だったが、いやはや、さすが東京で一番高い山(2017m)だけあって、なかなか歩き甲斐のある山だった。登り初めて程なくすると、今回、初めての山登りだというKさんの靴底がぱっくりはがれてしまった。吐渓が、靴下を靴の上からはかせてガムテープで固定しては、とアドバイス。なんとか歩けそうだということで歩き始めたがが、見かけはまるで足先をギブスで固定された怪我人のようで、かわいそうやらおかしいやら。
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無事に山頂にたどり着けば、白い雲海が広がり、その向こうに富士山のシルエットが! 絶景なるかな。何十回も通っていらっしゃる方が、こんなに見事な雲海は初めてだとおっしゃっていた。ラッキー! さすが富士の山は高いのだなあ。はるかな稜線からくっきりと突き出ていたよ。

その夜は山頂手前の奥多摩小屋泊。食事は会費制でサークルの方達が作ってくださった。なんと、にぎり寿司である。空手の仲間が段ボール箱や発泡スチロール箱を背負っていたので、いったい何が出てくるのかと期待はしていたが、山頂で寿司とは意表をつかれた。
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今回で一番、うれしかったことは、初めてクリフウセンタケをいただけたことだ。やはりキノコ豊作の年。そのほかにもクリタケ、ムキタケ、エノキダケ、ハナイグチ、ナラタケ、ヒラタケ、ナメコ、などかなり採れた。私と吐渓が登山道からはずれて一生懸命採っていると、声をかけてくるのは今時の若者達。いかにも山男というタイプじゃなくて、ファッショナブルな山好きガール&ボーイだ。以前は中高年、熟年の方の登山ブームがあったが、若者も参入という感じか。それにしても山ガールのミニスカート&スパッツというスタイルは、かわいいけれど違和感。転んだら膝が痛いだろうに。
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来週は北海津の実家に帰省する。吐渓は福岡に出張中で、帰宅したら入れ替わるように私が北海道に。なのに神戸の叔母からは松阪牛が、北海道の友人からはジャガイモとタマネギが段ボール4箱届いた。なんでこのタイミング? ちょっと涙目。
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by 4433yoshimi | 2010-10-30 22:07 | Comments(1)

今年のキノコは豊作です

ホテル・ペニンシュラは、その昔、森瑤子の小説で憧れたものだった。香港の格式あるホテルだ。その支店が銀座にあるということは知っていたが、足を踏み入れることはないと思っていた。
そのペニンシュラで結婚パーティーをやるだなんて、すごいねAちゃん。30代の再婚同士のお披露目パーティーは、ごく普通の人たちの集まりで、食べ物がおいしくて、心温まる素敵な時間だった。24階からの夜景も素晴らしかったよ。
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翌日は奥多摩で吐渓とハイキング&キノコ。杉林ばかりの奥多摩は好みではないけれど、比較的、雑木林があるかと思われるコースを見つけて、訪れてみることにしたのだ。
通常は車での移動がほとんどだが、この日は電車。歩き始めて登山道をたどりながらキノコ散策。マイナーなコースのせいか、標識がない。二股のどちらを行くべきか、迷っているうちにコースから外れてしまった。しかし、この程度の低山ならいくら迷っても道路に降りられるから心配はない。稜線をたどって下ると、沢の側のアスファルトの道に降り立った。
「どこだろ、ここ」
登山地図を見ても、現在位置を把握できない。とりあえず道を下り方面にたどってみようと歩き始めると、ナラタケ発見。しかも、道の両端がナラタケの群生。まるで畑のようだ。もちろん採りきれるはずもなく、数回分だけを確保した。
そこから少し歩くと、予定の登山ルートが出現。ぐるりと回り込んでまた元に戻ってしまったようだ。ナラタケの群生は、登山道ができてすっかり廃道になってしまった道路に生えていたのだ。誰も訪れないからあれだけの群生になったのだろう。登山道では数カ所、ナラタケはあったものの、たぶん人に採られているせいか、それほどの量はなかった。人間の、自然への影響力は甚大なのだなあと実感。
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それから1週間後、栃木県の釣り仲間・E君のご案内で、福島県の山にキノコ探索へ。仙台から釣りの達人・森達雄さんも合流。毎年、数度は渓にご一緒しているのだが、今年は森さんに忌事があってかなわなかった。久しぶりの再開を祝って乾杯し、早朝、山へ。
実は私、数日前から、以前に傷めた背中がまた痛くなり、かなり不自由な体。ねじりやひねりが入ると背中に激痛が走る。しかしキノコを見ながらの楽々コースだから、と侮っていたのだが……。

シモフリシメジ、アイタケ、チャナメツムタケ、などをいただきながら結構な急傾斜を木の枝につかまりながら、ようよう山の上の大地へ。ほどなくして森さんが「ヤッター!」と絶叫。行ってみると、ホンシメジの見事な株が! こんな大きいのは見たことがない。来てよかった、と大喜びしていたら、案内人のE君がどんよりしていた。
「迷っちゃいました」
この山は、迷いやすいので有名だそうだ。今年、死人も出たという。いやはや…。しかし、森さんと吐渓とは、幾多の渓で迷ってきた仲間だ。まだ午前中だし、きっと夕方までには帰れるだろうと腹をくくった。
「こっちの方じゃないすかねえ」
おろおろしてるE君。
「いや、北に向かって出発したから、南に向かわないと」
と吐渓がiPhoneのコンパスを手にしながら方向指示。
「あっちの尾根を越えれば、車止めの側にあった沢があるんじゃねえのかなあ」
森さんが見当を付ける。越えなければならないのはふた尾根だった。知らないうちにずいぶん来たものだ。
「またやったべー、ホンシメジだあ!」
森さんの雄叫びが聞こえる。私は好物のチャナメツムタケやクリタケの採取に余念がない。いやはや、豊かな山である。ナラタケの群生に、ナメコの大群生にも遭遇して、笑いが止まらない。
でも、我々は依然として迷子状態。E君はキノコどころではなく、高い場所に登ったりして必至にルートを探っている。しかし、依然としてルートは不明。
「南に行くしかないんだよ」
「そうだっぺ。こっちゃだ」
吐渓と森さんが指示する方向に、誘われてしばらくすると沢が出現。
「これが車止めの側の沢じゃないかなあ」(森)
「だとよいねえ」(小峰)
「あー、チャナメ発見!」(よしみ)
E君以外はみんなのんびりしている。沢を下っていると、
「あー、ここだ、見覚えある。車止めの側の沢です」
とE君が安堵の声。
それはいいけれど、急斜面の上り下りのたびに背中の痛みに呻きながらの行程は、かなりつらかったのは事実である。でも、キノコは大量だった。やはり、迷わないとキノコの群生には出会えないらしい。
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車の近くまでに来ると、今年遭難された方への花が、沢に手向けられていた。危険な山なのだなあと改めて実感。
上りの1時間半の後、迷いながらの3時間半だった。通常の5時間よりはるかに疲れた。動かしたせいか、背中の痛みは少し軽減したけれど。

いやあ、うまいです。天然のキノコはうまいです。帰宅して数日は至福の食卓が続く。
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by 4433yoshimi | 2010-10-17 22:13 | Comments(0)

ソルジャーという人種

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お世話になっている方が入院されたので、お見舞いに行った平日の昼下がり。吐渓の運転で首都高から外環道へ向かう。何が切っ掛けだったのか忘れてしまったけれど、地雷の話になった。
「腹這いになってナイフで地面を刺しながら進むんだよ」
吐渓の昔話である。
「カチッと地雷に当たったら、目印を立てるんだ」
地雷はそう深くは埋められていないので、ナイフの長さでも察知できるらしい。それにしても亀よりものろい歩みだ。脂汗を垂らしながらナイフを頼りに進むなんて、なんて難儀な行軍だろう。
「踏んじゃっても足を離さなければ爆発しないんでしょ?」
「ああ、そいつの足の周りの土を指で掻き出して、手で押さえて足をはずして、手を石に替えて放り投げるんだけど、その瞬間、頭を抱えて伏せるんだよ」
いやはや、生きた心地がしなかっただろう。その時の気持ちを想像するだけで手に汗を握ってしまう。
「もうイヤだ、ってダーッと駆け出したヤツがいてさ、みんなでワッと伏せたらそいつ、向こうでヤッタヤッタって大騒ぎ。ビックリしたよ。でもさ、ちゃんと見てなかったからそいつ、どこを走り抜けたんだかわからなくて、いやあ、よく見とくんだったと大笑いだったな」
「まるで信号無視の自転車みたいだね」
笑いがなければ、戦場では平常心でいられないのかもしれない。恐怖だらけの一瞬一瞬をやり過ごすには。
曇り空の向こうを眺めながら、生きている幸せをかみしめた。

我々が見舞った方は、交通事故に遭われての入院である。幸い命に関わるような怪我ではなかったけれど、かなり長期間、不自由を余儀なくされそうだとのこと。その間に、あきらめなければならないだろう多くのことを想像し、指先がジンジンするほどの焦燥感を感じてしまった私。しかし、なす術はないのだから耐えるしかない。いやはや、生きるってことはけっこう大変なことである。

生きていてよかった、と思うことを探して毎日を生きているのかもしれない。おいしいもの、楽しいこと、美しい何か……etc.
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先週、八百屋で「もって菊」を発見。黄色の菊より、紫色のこの菊の花が好きだ。この時期にしか出回らない秋限定の食べ物。さっと湯がいて酢の物にして食べたが、黄色の物より苦みが少ないとはいえ、それにしても苦みがなくて物足りない。目をつぶって食べたら菊とはわからないほどに。私の好きな「もって菊」とは風味が違う。近頃は何でも猛暑のせいにしてしまいがちだが、どうなんだろう。野菜もやたら高いし味も落ちているものなあ。それにつけてもトマトの高さよ(吐息)。

空手道場内の、釣りの同好会の仲間から写真を送っていただいた。先月、沼田の我が家で開催したバーベキュー&釣り堀の会の時の写真だ。上下関係に厳しい世界だが、この時だけは普通の人の顔がかいま見える。どこのお宅でも女性が頼もしくて元気。やはり、母は太陽なのだとしみじみ。
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昨日の稽古には、世界大会でも活躍されている若き女性空手家がいらした。試合で蹴られて前歯が斜めったとのこと。たしかにちょっと歯が下がってるみたい。嫁入り前の娘さんですから……、と思わず彼女の母の気持ちになって嘆息。それでも平然と、次の試合に向けて稽古している姿は、ソルジャーだなあと心でつぶやく。良くも悪くも、そういうキャラでなければやっていけない世界もある、それもひとつの才能であると。その種の才能が全くない私はうらやましいようでもあり、なくてよかったと胸をなで下ろしてもみたり。
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by 4433yoshimi | 2010-10-08 10:37 | Comments(3)
車の中で耳にしたアレサ・フランクリン(吐渓のお気に入り)がものすごく格好良かったのでネットで注文した。店に行かなくても翌日には届くなんて、便利な世の中だ。思い立ったらすぐにやらなきゃ気が済まない私のこと、着いたらすぐに聞きたいと、ミニCDコンポをチェックしたら、CDケースが開かない。以前もよくあったことだが、何度か試したら直った。けれど今回は、まったく開く気配がない。
メーカーに電話すると、修理の出張費は2100円とのこと。それにプラス部品代。
ネットオークションで安いコンポでもないかと検索してみたら、なんと同じ機種の中古が500円! 送料は1500円ほどだろうから、こちらの方が安い。CD部分だけ交換すればいいのだから、こりゃ、まるで私のために出てきたような掘り出し物だと思い、初めて入札してみた。
10時間後、本当に500円で私に落札。送料は着払いで1200円。それが今日、あと数時間で届く。アレサのCDを注文してからここまで3日。本当になんという時代なんだろう。
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私が生まれてから高校卒業までいた頃の北海道の田舎では、東京へ行ったとか、東京に住んでいるとか言うと「ほほー」とどよめきが走ったものだった。憧れの東京……。街も人も、店で売っている洋服や食べ物だって、想像もできないほど素敵なんだろうと思っていた。ところが今や、全国津々浦々、触ることはできないにしても、かなり取捨選択・検討してお金を出しさえすれば何でも買える。クール宅急便ができたのだって、そう昔のことではないはずだ。
便利になったけれど、日々の暮らしは大して変わらないし、暮らしに必要な物の量も同じなのだから、ただ、迷うことが多くなっただけなのかもしれない。
そんな時、私は草取りのことを思う。沼田に家を持ち、初めて庭に生えている雑草をすべて抜くことはできないという現実を知った時、生きることが少し楽になった。
「どうせ全部、抜くことなんかできないのだから、できるだけやればいいんだよ」
以前は、たとえば布団カバーを買おうと思ったら、地元のスーパーはもちろん、荻窪の大規模スーパー、新宿や池袋のデパートにまで繰り出して、自分が一番いいと思える物を選ぶことに、血眼になっていた。
現在は、出会い頭に出会った物で、不自由がなければそれでいいと思う。どうせ世界中の布団カバーを見ることなんてできないのだから。
ベストの選択でなければ満足できなかった、あの熱情はなんだったのだろう。まあ、若さの奢りとでもいうべきか。たとえ今、世界で一番だったとしても、1年後には絶対に違う物が一番になっている。物だって人だって。なんだか気分が秋。
それでも。これが世界で一番とか、人生で一番とか思えることもなくちゃつまらないけれど。

ただ今、コンポ到着。早速開けて、センター2台並べて、元に付いていた場所と同じ場所に赤や黒のコードを付ける。アンテナの線だって付け替えたよ。はたしてラジオは、CDは鳴るんだろううか。
試してみたら、完璧。私ってやるじゃん。アレサ、若い頃の録音のせいか、イメージがちょっと違う。でも、チャーミングで、これもまた良し。
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※写真のように、渓流シーズンが終わると、ビバーク用に買い置きしていた乾燥食品(ほんとうふ・切り干し大根・油麩など)の残り物の登場が多くなる
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by 4433yoshimi | 2010-10-01 16:26 | Comments(0)