ご飯・空手・渓の日記


by 4433yoshimi
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ようやく夏の疲れが抜けてきた。寒くなるまではエアコンとは無縁の生活。暖房をつけ始めると気になるのが結露とカビ。今のうちに窓枠のシリコンのカビ対策を施さねば、というわけでネットでプロ用カビとりジェルを取り寄せた。さすが業務用、かなり落ちる。数時間放置したら、激落ち! いや~スッキリ~。これまでいろんな商品を買ってきたけれど、これが一番だ。暮れの大掃除までに追加注文決定。

◆黒カビ除去剤
http://item.rakuten.co.jp/osouji-kis/s-015/#s-015

カビといえば、79歳の母が60代の叔母と一緒にこの秋、韓国でシミ取り手術を受けるという。
「今年の夏は暑かったから、運転してると右だけ日に焼けてシミがひどいんだよ」
とのこと。たかが毎日のお買い物くらいでそんなに焼けるものなのだろうか。10日も滞在すれば終了とのことで、ソウルに単身赴任中の弟の家に宿泊するそうだ。日本より安くできるし、弟も母のご飯が食べられる、といわけで双方めでたしめでたし。
10月には吐渓のアメリカの実家に行く予定だったが、諸事情のため行けそうにない。前回はインフルエンザの流行で中止になったし、やっぱりアメリカは遠いなあ。
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今日は自宅にて仕事。そうか、やおらカビとりなんかしたくなったのはそのせいか。仕事に取りかからねば、と思いつつも空手着のほころびを繕ったりもして、ズルズル引き延ばしている金曜日。まるで夏休み終了前日の小学生状態。そういえば、まとめて夏休み絵日記を描いていたっけ。あれからもう半世紀も経つというのに……。
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by 4433yoshimi | 2012-09-28 13:14 | Comments(0)

歴史の里を訪ねて

過酷だった月山沢からもどって数日後、吐渓の取材につきあって滋賀県の関ヶ原方面へ。琵琶湖の湖東にあたるその一体は、釣りでよく訪れる関東以北とは違い、低くて丸い饅頭のような山がポタンポタンと連なるのどかな風景。けれど戦国時代をはじめとして、古くから争乱の歴史が続いたようだ。史跡を訪ねると、その歴史の重さがズシリと肩にのしかかる。食べるために、生きるために、権力のために、お金のために、大儀のために、人は昔から殺し合いを続けてきたのだなあ。争いごとを避けるのが人間の知恵。欲望ばかりで、知恵のない時代に向かっているような気がしてならない昨今、戦国時代の苛烈さを学ぶのも悪くはないかもしれないと思った。
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京極氏の城があったという伊吹山には、頂上に至る有料道路がある。そこから関ヶ原を見下ろしたいと思ったが、行って帰ってくるだけで3千円というので止めた。麓の道の駅のレジの女性に尋ねると、地元でも料金が高いので敬遠されているそうだ。町おこしって、地元の人にありがたがられるものじゃないの?
道の駅では、地元で採れた野菜が格安。吐渓が「ほどほどにね」と言うけれど、あれもほしいこれもほしいでチョー楽しい!日本海で獲れたサバの炭火焼きや各種淡水魚の甘露煮など、山海の珍味も盛り沢山。結局サバと子持ちアユを購入。モロコの佃煮もかなーり惹かれたのだけれど。
小腹がすいたので、珍しく売っていたそば寿司を買い、道の駅の外のベンチで食べた。いやー、これがおいしいのなんの! 文化を感じたよ。そばといい、出汁といい、この地方の食文化を食べて実感。ああ、あのそば寿司を食べにまた行きたいと思うほどに。
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宿泊は養老乃瀧の近くのキャンプ場へ。近くの温泉に出掛けたのだが、数日前から「背中がかゆい」と言っていた吐渓は、湯船の縁の石に背中をズリズリこすったらしく、赤むくれ。まるで因幡の白ウサギのようになって「痛い痛い」と呻くことしきり。今年の春、北海道に帰省した折、父がやはり温泉で背中を石にこすり「もうこんな温泉に俺は来ないぞ!」と八つ当たりしていたのを思い出した。おんなじ赤むくれだ。いやはや、男ってちょっと変じゃないですか。

中央道で東京に向かうも、渋滞でノロノロ、時間だけが過ぎていく。ようやく八王子の次のサービスエリアに着いたら、車が動かなくなってしまった。どーするんだよ…。
結局、知り合いの車屋さんにトラックで引き取りに来てもらい、代車を借りて帰宅したのだった。いやはや、生きてりゃいろいろあるよね。幸い今日、車は修理可能と連絡があった。もう15年くらい乗っている車だ。いつまでお付き合いできるのやら。
風はもう秋の気配。早いなあ。どんどん時が過ぎていく。
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by 4433yoshimi | 2012-09-19 19:15 | Comments(0)

まいりました、月山沢!

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久々に生きた心地のしない山行だった。
河原に設営したタープの、一番上流側に寝ていた私の閉じたまぶたの上からでも、タープの切れ目から天を覆い尽くす雷光が見える。音はなく、ただひたすらにピカッと光ってはまたしばらくするとピカッ。その頻度が徐々に縮まり、時折、雷の音まで聞こえるようになった。
通常は雨天の増水を避けるために河原よりも高い位置に野営するのだが、ここは霊峰・月山沢最源流部で、水量がそれほど多くはない。一応、雨が激しくなった時には背面の山肌を上る予定だ。とりあえずは難航が予想される明日の遡行のために体力回復のため、眠らなければならない。
けれど雷光のせいで浅い眠りがすぐに覚醒されてしまう。
「神様仏様…」
こうなったら心を落ち着かせるには神頼みしかない。
「神様仏様マリア様…」
そのうち、雨が降り出してきた。
「神様仏様マリア様川上さん(亡くなった釣友)…」
少し経つと雨が止んだ。
「神様仏様川上さん、おばあちゃん…」
何度も何度も心の中で繰り返すうち、ようやく眠りについたのか、気がつけば明け方だった。
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今回の山旅は、長年の釣友、鹿沼在住の中尾彰男さん、それに東京組の辻村努さんと小峰吐渓、そして私の4名だ。毎年のように訪れているゴルジュの渓である割岩沢に入渓の予定だったが、天気予報が芳しくない。割岩沢は雨が降ればすぐに数メートルも増水する雨天厳禁の渓だ。そこで比較的天気の良さそうな山形県の渓に転戦することにした。
予定では月山への登山道を上って立谷沢に下り、その上流部を釣り遊ぶ予定だった。ところが中尾さんが私が持参した地図を眺めて「俺、この月山沢って昔、渓流釣りの雑誌の表紙になってて、一度は行ってみたいと思ってたんだよな。素晴らしい渓相なんだよ」と言うので、で立谷沢を少し下り、支流である月山沢を詰め上がり、登山道に出て、再び月山に登って降りて車止めに戻るという計画となったのだった。2泊3日の行程である。

1日目は、登山道と立谷沢が交差するあたりで野営。それにしても歩きにくい登山道だった。深くえぐれ、石がゴロゴロしていて歩きにくいことこの上ない。帰りはここを歩かなくてすむと思ったらうれしかったが、実はそれよりも過酷な帰路になるとはその時は知るよしもなかった。

f0207325_16583131.jpg月山沢は、巨大な石で構成される異形の渓だった。河原がほとんどないので、野営適地がまったくない。かろうじて4人が横になれる砂地を見つけて2日目の夜をすごした。
最終日、地図を見る限りでは、滝のありそうな場所は2カ所。最初の滝は何とか高巻いたが、それでも高巻き場所を選ぶのに苦労して2時間もかかった。
この辺で私は実はもう、もしかすると詰め上がることができずに引き返すこともありだと思ったが、滝を高巻いてしまったので、もう引き返すことはできない。
「私、行けるかなあ」
「よしみちゃん、行けるかなあじゃないよ、行くんだよ。絶対に帰るんだよ」
中尾さん顔を引き締めてそう言った。
そうだ、帰らなくちゃ。何があっても、どんなに大変でも帰らなくてはならないのだ。
2つ目の滝が予想される地点まで、どうか無事に越えられる場所であってくれと祈るように遡行した。石をよじ登り、急激に高度を上げていく。足の疲労が激しい。そうして数時間後、目前に巨大な岸壁が出現。その最奥部から滝が落ちている。一目で越えられない滝だとわかった。全員、声を失う。登山道は右岸の稜線を越えたところにあるはずだ。岸壁のサイドは広大なガレ場で、それに樹林帯が続く。どちらにしてもかなりの傾斜で、何かを支えにしないと登れそうもない。
途中まではガレ場を登り、そこから密ヤブの登攀となった。足下が不安な私は、常にロープで確保してもらって登る。下を見たら恐怖で凍り付いてしまうので、ひたすら上に向かってロープを握り、木の枝を握って登り続ける。
「うんしょ、うんしょ!」
「ガンバレー!」
「うんしょ、うんしょ!」
まるで子供のように自然に声が出てしまう。泣けるもんなら泣きたいよ。あきらめられるもんならあきらめたい。だけど、帰らなくては。いや、本当につらかった。本当にここを上ったら帰れるのか、確証がないのがつらかった。
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2時間ほど登ってようやくちょっとした草原に出て、普通に座ることができた。インスタントラーメンを作って、遅めの昼食。さて、ここからどちらを目指すか。とりあえず登山道を探さなくてはならない。歩き始めて少しヤブこぎをしたら、いきなり登山道が現れた。
「やったー!」
そこから休まず月山を目指す。月山頂上から1時間ほど下ったところにリフトがあるのだが、その最終時間は4時45分。その日、歩き始めたのが6時半頃だったが、すでにリフトに間に合うかどうかギリギリな感じだ。
「リフトに乗って楽したい」
ひたすらその思いで歩き続ける。月山から下山途中、リフト乗り場に行くか、このまま歩いて下山するかの分岐点で、皆は精根尽き果てた様子で間に合いそうもないとあきらめ顔だ。
「行く、あきらめないで行くよ!」
私は意を決して歩き始めた。後日、吐渓が「あの時のよしみさんの顔、怖かった」と言っていたが、事実、何かに憑かれたように私はリフトに間に合うと信じて歩いたのだった。
そして、なんとか5分前に到着。少し遅れて歩いてきた吐渓も2分前。本当にラッキーだった。

「もう二度と来ねーぞ!」
と全員が叫んだことは言うまでもない。
体力を使い果たして、それ以降の数日間は体中がむくんでだるかった。いやはや、疲労困憊ってやつだ。
こんなこともあるけれど、それでもやっぱり渓は素晴らしい。でも、もう月山沢は行かないからね。
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by 4433yoshimi | 2012-09-14 17:02 | Comments(0)
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またまた実家の両親がど派手な夫婦ゲンカ。電話で両者の言い分を聞くが、これってまだ私が子供の頃に聞いてた言い訳とまったく同じパターンで、あきれた。もはや、ふたりとも病気としか言いようがない。ケンカでしか本音を吐露できない88歳と76歳。学習能力ゼロ、というより中毒ですね。カウンセリングを受けてくださいと言ったが、自分が正しいと思い込んでいるのでありえないだろう。いやはやなことだ。
続けて知人の女性ふたりから、ありえないような窮状を聞いた。私が何かをできるはずもなく、聞くのみ。この数日で立て続けにそんな話が続いてので、気が滅入ってしまった。

気分転換は料理。何をどんな風にして食べようか想像し、それを実現化する過程で変化を加え、時にはまったく違ったものになったりするのだが、今日の朝昼ご飯もそんなふうにして作製。
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基本は海南チキンライス。蒸し鶏の汁を加えてタマネギ、ニンジン、キノコと一緒に玄米を炊き込むの。そこでピカリとひらめいた。前回、渓に行った際、帰りのお弁当にこしらえたイワナの焼き枯らしが残ったのを持ち帰っていた。あいつも一緒に炊いてみよう!
結果は、実にイワナの大勝だった。完璧な勝利。鶏を凌駕するイワナの出汁力に感服。本当にイワナの出汁は濃厚だ。
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明日は今期、最後の釣行に出発だ。渓の中でリフレッシュしてこよう。通常の時間とはまったく違う時間が流れる渓で。
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by 4433yoshimi | 2012-09-05 13:37 | Comments(0)