ご飯・空手・渓の日記


by 4433yoshimi
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日本海の海産物をいただいた。北海道育ちの私にとって、ハモと舌平目はなじみがない。昔、食べ物のエッセイを読んで、どうしても食べてみたくなり、魚屋で舌平目を買ってきてムニエルを作ったことがあったが、処理の仕方が悪かったのか臭みがあってまずかった。ハモに至っては、料理屋さんでほんの一口、味わう間もなく胃に消えた記憶しかない。
さて、どう料理したものか。

ハモは湯引きと切り身の2種類。湯引きの半分はオーソドックスに、パックに入っていた酢みそでいただき、半分は天ぷらで。切り身は土鍋で煮付けた。味付けはみりんと醤油だけ。
なるほど、ハモというのはとても淡泊な魚だから、どう味付けをするかがキモの繊細な食べ物だということがわかった。湯引きには梅肉だれが定番だそうだが、なるほど、夏の風物詩にふさわしい。
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初めて料理したハモはとてもおいしかった。けれど、それ以上に感動したのが舌平目。贈ってくださった方のお勧め通り、煮付けてみた。
一口食べて、故郷のカレイの味を思い出した。311以来、太平洋のカレイやヒラメなど底物魚は食べていなかったから、本当に久しぶりの懐かしい味にホロリときた。子供の頃、叔父が海で釣ってきてくれたカレイはとびきりおいしかったものだ。豊かな海が汚染されてしまった。本当に人間は愚かだなあ。そのうちに天罰が下されるだろう。

実家に電話をすると、留守番をしていた父が意味不明の被害妄想的戯言を延々と話す。それは勘違いだと言っても聞く耳を持たず、元もと頑固というか執着が強い性格だが、加齢によるボケのせいでますます意固地になっている。それは父親似の私にも思い当たる個性なので、そこに至った苦悩がわかるすぎるくらいわかってしまって、自分の将来が不安になるのである。人に疎まれないように気をつけなければ。いやはや、一緒に暮らす母の気苦労はいかほどか。
翌日、母にねぎらいの電話を掛けると、気丈な母は「まだ大丈夫」とのこと。「ギブアップしてもいいんだよ、あとはなんとかするから」と言ってみたが、お互い、解決策がないとわかっているだけに、むなしい。誰かが耐えるしかないのである。
それでも父のいいところはいっぱいあるし、とても慈しんで育ててくれたので、出来るだけのことはしたい。でも、現実には離れて暮らしているので親不孝だよね。秋になったら帰ってみよう。
土日はバイトで高齢者の方のお世話をしている。仕事だからどんな状況でも気楽に耐えられるが、自分の親が相手だと、ケンカしちゃうかもね。
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by 4433yoshimi | 2013-08-28 10:24 | Comments(0)

電気製品の故障の不思議

先月、沼田の家のウォシュレットが使用中にバキッと音がしたと思ったら作動しなくなって故障。便器と分離型だったらはずして新しいのを買ってきて付け替えるだけでいいけれど、不運なことに一体型。メーカーに連絡したら修理可能だろうとのことで、来週、来てもらうことになっていた。なにしろ沼田の家には思いついた時に行っているので、行ける日をあらかじめ設定するのは躊躇する。というわけで1カ月以上も先の修理となったわけだが、幸い、トイレは2カ所あるので問題ないと思っていた。ところが……。
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なぜか今週、悪天候のためリタイアした白根山にリベンジに行こうと思い立ち、吐渓を誘った。白根山は沼田の家から近いので、前夜、沼田へ。そこでなんと、2台目のウォシュレットも同じ症状で故障。いやーよかった。もしも来週の修理日まで来ていなかったら、修理してもらった直後に2台目も、という泣ける状況になっていた。メーカーに連絡して2台同時に修理を依頼。出張費1回分ですむんだ。よかったよかった。もしかするとこのために沼田に家に呼ばれたんじゃなかろうかと思うくらい。
昔、私がまだ学生だった頃、修学旅行でみてもらった占い師に「あなたは乗ろうと思った電車に乗り遅れたら、その電車が事故にあって乗らなくてよかった、という運だ」と言われたことを思い出した。昔のことはたいがい忘れているが、その言葉だけは何度も思い返す。確かに、そうかもしれないなと。
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白根山は、無事、登頂5分前地点前まで行けた。しかし、あまりにも私にとっては嫌いすぎる岩場の山頂だったのでパス。高所恐怖症なのである。昨年は、山仲間に騙されて赤岳にチャレンジしたが、登頂15分前の細い岩場の登山道前でかたくなに登頂を辞退するも、仲間に強引に拉致されて山頂まで行ったとさ。本当に生きた心地がしなかった。
思い返せば、元々高所恐怖症だったところに、15年前くらいに北アルプスで遭難し、山中をさまよっていた折り、本当に靴幅しかないような両側切り立ったナイフエッジを10メートルほど、確保なしで一人ずつ渡ったことがトラウマになっているせいもあるんだろう。いろんな意味で人間不信に陥った遭難事件だった。

昨日、東京に戻って今朝、久しぶりに空手の稽古に行った。数週間ほど右肘が痛かったのだが、稽古をしたら完治。不思議だ。肘が空手の動きを求めていたんだろうか。稽古を終え、久しぶりに浅草道場の近くにある神谷バーへ。もちろんビアランチ(メンチカツとトマトシチューと揚げ魚の酢漬けと生野菜)を頼んで、さらにビールを追加。ああ、なんて幸せ!
土日シフトの仕事を始めて平日クラブになって以来、生きるのが少しだけ楽になったような気がする。

北海道の実家に電話をすると、母が嘆く。
「お父さんたら汚染されてるからもう一生、魚は食べないって言うんだよ。私は食べる。オホーツク産のなら大丈夫だよね」
今年90歳の父と70代の母が、海の放射能汚染で侃々諤々。いくつになっても生きることに、食べることに真摯であり続けられるって素敵だ。
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by 4433yoshimi | 2013-08-22 19:36 | Comments(0)
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先週、毎年恒例の上信越国境・魚野川3泊4日完全遡行完了。例年はどこかで必ず雨に降られたものだが、今回は一滴の雨もなく、晴天続き。水量も入渓直後は多めだったものの、日に日に減少。おまけに集中豪雨の爪痕か、大淵も土砂で埋まっているところが多く、胸まで浸かったり泳いだり、の寒い思いをしなくてすんだ。そう、東京では水浴びしたいほど暑いけれど、魚野川の水は冷たく、吹く風も涼やかで、夜など寝袋に入っていていても冷える。ああ、なんて快適な自然環境。低めの気温のせいか蚊もほとんどいない。まあ、ブヨくらいは大目に見なくちゃね、の余裕の心。
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今回は、イワナ料理のレパートリーを拡げてみようと、いくつかの新メニューを作ってみた。
まずは初日にイワナのチーズ焼き。三枚に下ろしたイワナに軽く塩コショーして粉をはたいてソテーし、溶けるチーズをのせてフライパンで蒸したもの。いやはや、たまげるほどおいしかった。チーズの濃厚さとイワナのうまみのコラボレーション(笑い)ですか?
残ったチーズは、翌朝、イワナ汁にご飯とタマネギを入れて煮込み、チーズを投入してチーズリゾットに。淡泊な雑炊がボリュームアップで大満足。

もう一品は、ドジョウ鍋風。三枚に下ろしてドジョウくらいの大きさにカットしたものをフライパンに敷き詰め、イワナが浸るくらいめんつゆを入れ、その上にゴボウの皮むき器で細長くしたものを大量に乗せる。そこにフタをするのだが、ゴボウでふたが閉まりきらないのを石で重しをして蒸し煮に。ゴボウがしんなりしてフタの収まりが良くなったらイワナとゴボウをほどよく並べ、その上にネギの小口切りを大量に乗せて再びフタをして数秒で完成。
いやはや、これまたドジョウ鍋より上品な味で絶品。ただ、イワナが煮崩れてしまうので、事前に片栗粉をまぶして吉野打ちにするほうがいいかもしれない。これは次回の仮題だね。

夕餉をにぎわせてくれたのは、入渓前の林道でいただいたオオイチョウタメとチタケ。オオイチョウタメはベーコンと炒めて、チタケはチタケご飯にしていただいたのだが、これはもう何とも表現のしようがないくらいのおいしさだった。自然の恵みは、どんな凄腕の料理人でもかなわない驚きと喜びに満ちた美味を与えてくれる。人間はどうしたって自然にはかなわない。いくら改良しようが遺伝子を組み替えようが、小手先の人間の技術なんて、長い長い地球の歴史から見れば、やがては消えゆく突然変異のようなもの。山と渓の恵みに生かされて過ごす時間は、心も体も豊かにしてくれるんだよなあ、感謝。

全員、怪我なく楽しく帰ってきて、里は正にお盆。いつもより少し静かな東京で、日に日に盛夏をすぎていくのを感じたりして仕事もしたりして。
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by 4433yoshimi | 2013-08-15 08:36 | Comments(0)

渓の天気をお祈り中

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明日の夜、久しぶりの源流f0207325_14251911.jpg釣行に出発。今年は天気が安定しなかったので、これまで渓中1泊しかできていない。やっと数日を過ごせる。楽しみだなあ。夜明けとともに起き、日暮れとともに酒を飲んで寝る。メンバーもよく知った人、初めての人、とりまざせて5名。うち、まともな左党は2人か。3泊の場合、以前ならば1リットル程度の焼酎は持ち込んだものだが、今回は500ccの予定。それにラムを少々、てとこだろうか。

今日は久しぶりに休日にした。春から土日は近くの老人ホーム、平日はこれまで通り家や出先で編集の仕事をしているので、なかなか家でゆっくりできないのである。ザックのパッキングをして、切れかけている洗剤やシャンプーなどをネット注文し、ていねいめの掃除、大物の洗濯など、休日といったってやることはけっこうあるし、じっとしていられない性格なのでせかせか動き回っていたりする。これが沼田の家だと、のんびり座って外の景色を眺めたり昼寝をしたり。何が違うんだろう。空間の伸びやかさか、それとも気の持ちようなのか。

どうやら弟が東京にマイホームを持つらしい。昨年から家探しはしていたようだが、なんとか望みの物件が出てきたそうな。環境のよくない東京で今から不動産を購入するってどうなんだろう、と思うものの、20年前以上とはいえウサギ小屋を買った姉に言う資格はない。できればもっと空気も水もいい、緑いっぱいのところで毎日を過ごしたらいいのに、気持ちを健やかにしてくれるから。せめて地震が起きませんように、フクイチが変な事になりませんように。それにしても海への汚染水流出、なんとかしてくれよ。

私が働いている老人ホームで鬱病と診断されているSさんは、不穏が激しくなると医者に処方されている薬を飲んでいただく。すると見る間に表情が和らぎ、眉間のシワも取れ、三角まなこの目尻も下がる。もう数年その薬を飲み続けているSさんは、上半身がグニャリと折れ曲がったまま、歩行も不能。どんな薬? 恐ろしくないですか? 以前、パートで働いていたデイサービスでも、処方された薬が効きすぎたのか、歩行どころかまっすぐ立つ事も座る事も出来なくなってしまった方がいた。泥酔状態、もしくはラリパッパ。心の病気のための薬が、体にもとても大きな影響を与えるのを目の当たりにして、本当に薬は怖いと思った。私もどちらかというと精神的に不安定になりがちなので、ゆくゆくはそんな薬を処方されないとも限らない。絶対に拒否するし、そうならないように自分をコントロールしなくては。空手を始めて良かった事のひとつが、恐怖心や心配を抑える力が少しは培われた事である。体を鍛えるより、心を鍛える事のほうがむずかしい。

今夜は、私を東京の母と慕ってくれるMちゃんがご飯を食べに来る。コトコトと、夏野菜と豚肉のシチューを仕込んでいるところである。
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by 4433yoshimi | 2013-08-06 14:27 | Comments(0)