ご飯・空手・渓の日記


by 4433yoshimi
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明石に引っ越しをして1カ月が過ぎた。北海道で生まれ、高校を卒業して以来、還暦をすぎるまで東京で過ごしたが、未練はまったくなかった。とはいえ、終の棲家だと思って20数年前に買った家に別れを告げるのは心が痛んだ。家は生き物かもしれない。さようなら、ごめんね、と未練を振り切るように離れたのだった。
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ピーター君がいなくなって10カ月、様々なことを処理し、様々なことを我慢し、様々なことをやりくりした末の明石への引っ越しだった。私が見込んだとおり、いや、それ以上に明石はいい町だった。食べ物はおいしいし、人はほどほどに親切だし、空気もおいしく、物価も安い。幸い空手の道場も近くだし、叔母や従姉もすぐ近くに住んでいる。ここに、明石に来ることが私の運命だったとしか思えないほど快適な暮らしぶりである。あとは、仕事が決まれば言うことがない。

人にはいろいろな事情があり、伝えられることも伝えられないこともある。お世話になった方たちには可能な限りお伝えしたいと思っているが、なかなか複雑な事情があったりしてかなわないこともある。それでも元気で、前向きに日々を過ごしていることだけは確かだ。手探りの毎日、手探りの人生、それが正しいか間違っているかはあまり大事ではない。心のおもむく方向に誠実に歩むしかない、それだけ。
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東京にいたときは、心はいつも山と川にばかり向き合ってきた私が、今は毎日、マンションのベランダから海と空と島をながめてすごしている。時には六甲山にも登るけれど、海を行き交うフェリーや貨物船や漁船を眺めるのは素敵なことだなあと思うのである。そして、何にも代えがたいほどありがたいのが海の幸のおいしさ。毎日、魚の棚に出かけて、はてさて今日はどんな魚が獲れているのかなあ、とそぞろ歩く。何件かの魚屋を見比べ、百円玉何個かで買えるくらいの身の丈にあった魚を調達し、どんなふうに料理しようかとうきうきしながら家に帰る。
自分ひとりの生活の自由を満喫しているわけだけれど、これはつかの間のお休みかもしれない。だったら、その自由をめいっぱい楽しまなくては。先のことなど心配することはない。なるようになるし、その時々で考えていけばいいだけのことだと、心穏やかに自分に諭す今日この頃。冬の海もまた楽しみなことである。

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by 4433yoshimi | 2015-11-23 21:45 | Comments(3)