ご飯・空手・渓の日記


by 4433yoshimi
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もう洋服は一生買わなくても大丈夫なほどの量がある。くたびれたものは毎年、捨てたりウエスにしたりしているが、もう着ないはずなのに始末できずにいる物がロフトにいっぱい。北海道の実家に帰省すると、母は私以上の物持ちがいい女で茶箱にワンサカ。「数回しか着ていないしいい物なんだよ」と言われて、もらうのも親孝行だと思っていただいた服が拍車をかける。
冷凍庫を見ると、洋服とよく似ているなあと思う。最近は、しまい込んで忘れ去られた物を引っ張り出して、せっせと片付けるようになったので、ようやくスッキリしてきた。この勢いで服も手がけてみようか。片付け物は吐渓が福岡出張中がチャンス。心ゆくまで広げて出して整理して、捨てるべき物を捨てられる。先月は家中の引き出しや棚を整理した。おかげでかなり物の配置が仕分けられて使いやすくなったと思うのだが、吐渓はどうも不満げ。ひそかに何かを捨てられているという疑心暗鬼をぬぐえないのだろう。昔はよくあったが、このところは捨てることはしないのだけれど。

子どもの頃、冷蔵庫がなかった。食材は、その日その日に母が買い出しに出かける。それについていくのがとても好きだった、楽しかった。時には、お使いに出されもした。たまの贅沢に作ってくれたサンドイッチ。私はいつも歩いて5分のデパートの地下食料品売り場にハムを5枚、買いに行ったものだった。今でも目に浮かぶ一番奥の肉売り場のウインドー。ハム5枚が至福を運んでくれたのだった。

会社勤めから独立して軌道に乗ったバブルの頃は、どれだけの洋服を買ったことだろう。友達と毎月、行きつけのお店に出かけて試着して見定め、洋服を買うのがレジャーだった。あー、こんなに買ってしまったと月末に後悔するのだが、よし、来月、もっと稼ごうと気合が入ったものだ。その頃買った服が、まだ残っている。もう捨ててもいい頃かもしれない。

たくさん残っていて始末に困る物として、写真がある。いつか見返す時があるかもしれないと思うのだけれど、たぶんないだろうな。どれを捨ててどれを残すか、思案する。買い物の場合、迷ったら買う、というのが基本だけれど、ストックされたものは迷ったら捨てる、が正解なんだろう。きりがないから。
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火事で焼け出された女性のお世話をする機会があった。残った物は着ていた洋服と指輪だけ。亡くなった台湾人のご主人に、新婚の頃に買ってもらったという翡翠の指輪を、愛おしそうに触れていた盲目のおばあさんの、決然とした覚悟に心打たれた。目が見えなくても、火事ですべての物を無くしても、ひとりで生きていくことに前向きだった。気概があった。とても素敵な人だった。

明日は入谷の朝顔市の写真を撮りにいく。いついつまでも残しておきたい1枚が撮れますように。
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# by 4433yoshimi | 2014-07-07 19:40

晩ご飯は5時です

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何が原因かわからないけれど、2週間くらい前から絶不調。心身共に疲労感マックスで、しんどいなあと思っているから、ミスを重ねる。棚の上の物を下ろそうとして滑り落ちてきた板が、目と目との間の急所に当たって切れて打ち見の青あざに。恥ずかしい~。風呂場では椅子に座ろうとして見当を間違えて床に思い切り尻餅ついてまたもや打ち見。なんでかな~、こんな時は少しゆっくり目に動いて気をつけるようにしよう。

そんなこんなで用心していたら、今朝、突然、雲間から太陽が覗いた気がした。朝の5時半から風呂場のカビとり大作戦決行。マスクにゴム手袋、花粉症用メガネで防備してカビとり剤を噴射した。30分後、流してきれいさっぱり。すると、雲はかなり消えていたのだった。その勢いで午前の空手の稽古に行ったら、完全復活、したような気がした。

その帰り、道場のある浅草から地下鉄に乗って神田まで出て、お昼を食べて再び地下鉄に乗って気づいたら、また浅草だった。反対の電車に乗ってしまったんだ。やっぱり、まだダメかも。

今夜あたりは魚が食べたいと、最寄りの駅近くのスーパーに寄ってみると、おいしそうな小鰺が。明石ダコの頭が脚の半額以下だったので、それも迷わずゲット。帰る道すがら、タコは酢の物にするとして、鰺はどう調理しようかと考える。唐揚げにして南蛮漬けが定番だろう。でも中骨まで柔らかくなるまで揚げるのはおっくうだなあ。そうだ、煮てみよう。でも、中骨まで軟らかく煮ると身が崩れてしまうし。そうだ、一度塩をしてから焼いて、それから圧力鍋で煮てみようと思ったわけさ。
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いやはや、満足。初めての焼き煮は大成功。酢が入っているせいもあるだろうが、骨までおいしく食べられた。リピート決定。小鰺以外でもいいと思うよ。

最近、うちの晩ご飯は5時頃だ。昔、実家の晩ご飯がやはり5時台で、帰省するたびに母に早すぎると文句を言ったものだが、今となっては私も同類。まさかこんな日がやってくるとは思いもしなかった。
やはり自分が一番不思議な生きものなんでしょう。
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# by 4433yoshimi | 2014-07-01 18:41

紫陽花の花に囲まれて

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先月から吐渓が主宰する写真クラブに入会したので、写真撮影会にも同行している。昨日は高幡不動尊での撮影会。ちょうどあじさい祭りが始まり、見頃とのことだが、梅雨時期なので雨が心配。しかしなんとか傘をささずにすんだ。高幡不動尊金剛寺の境内には、小高い丘のハイキングコースもあり、けっこう歩き回ったよ。それに湿度も高くて不快指数マックス。渓流歩きの涼しさがしきりに思い出されて、ああ、早く行きたいものだなあと焦がれつつシャッターを押した。
お弁当は前日、具を用意しておいたちらし寿司。朝、玄米を炊いて混ぜ込むだけだし、梅雨、腐敗の心配も少ないのでこの時期にはピッタリ。というわけで、いただいてみたら、いやはやおいしいのなんの。我ながら美味しいご飯をいただく幸せに感激。これにビールがあればなあ、と思ったが、終了まで我慢した。

帰宅して撮影した写真をチェックすると、なんと400枚も写していた。最後の頃には集中力が落ちてやけに疲れたなあと思っていたのだが、さもありなん。写真も体力なんだと痛感した。
ただし、400枚のうち、なんとかなっていたのは50枚もないだろう。むずかしい。これまでは思い出だからその瞬間を切り取るだけでもいいと思っていたが、人の目を意識するってこんなにも大変なことなんだなあと実感。

今日は朝から雨。予定していた外仕事が翌日になり、自宅にてのんびり。夏や秋の予定をあれこれ考えている。自分がこんな年になるなんて若い時には全然想像できなかったけれど、なってみれば若い時とそう変わりはしないのだとわかる。やりたいことや好きなことをはさみながら日々を送る。生きることを楽しむことが大事だと思う今日この頃なのである。
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# by 4433yoshimi | 2014-06-11 17:08
実家からの電話はめったいないが、かかってくる時はいつも同じ。
「あのね、お父さんがね~」
せっぱ詰まった79歳の母の声。父は91歳。昔から繰り返されてきた夫婦ゲンカ。
またですか。
子供の頃から仲裁役だった私。もう疲れました。夫婦ゲンカは本当にかってはいけないものだとつくづく思う。今はケンカできるだけの体力と頭でよかったと割り切るようにしているが、血圧が上がる嫌な感じはぬぐえない。少し経ってから二人が何事もなかったかのようになってからも、その嫌な感じが心の底に澱のように溜まっているのである。これはどちらかが人生をリタイアするまで続くのだろうなあ。
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今年は行者ニンニクを採りにいけなかったので、新潟の温泉の野菜直販コーナーで買い求めた。311以前は鰹を買ってきて行者ニンニクをたっぷり刻んでのせてポン酢をかけて食べたものだが、あれ以来、鰹は食べていない。皮付きのイノシシがあったので、ローストして行者ニンニクを巻いて辛子味噌をつけて食べてみた。
チョーおいしい!

その翌日には、神戸の叔母から松阪牛が到来。コシアブラと一緒に鉄板焼きにしてレタスと行者ニンニクに巻いてみた。いやはや、牛と山菜の幸せな出会いだった。
新潟でいただいてきたコシアブラは、例年より苦みが少ないような気がする。牛脂で炒めただけでもおいしくて、あっという間になくなってしまった。
ありがとうおばちゃん!

昨夜は友人夫婦が晩ご飯を食べに寄ってくれたので、イノシシを角煮に。ローストもいいけれど、しっかり味の染み込んだ角煮も格別。
九州から注文した糠床が、だんだん我が家の味になってきている。塩分と酸味の割合が私好み。漬けておくだけでおいしく食べられる糠漬けって、本当に和食のすごさに気づかせてくれる。これに味噌汁と肉か魚を足すだけでちゃんとした食事になるのでありがたい。手抜きは最高の調理法だと思う。あれこれ加えたり時間をかけるよりも、簡単にささっと作る方がおいしいに決まっている。材料さえ選べば、そんなシンプルな食卓が理想。
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ファックスコピー機がずっと調子が悪かったのに加え、プリンターが故障。メーカーに尋ねると、古すぎて部品がないので修理できないとのこと。思いきってファックスとコピーとプリンターとスキャナーの複合機を買おうとググって見たら、予想したより安くて絶句。会社でリースしていたファックスコピー機が、昨年からリース期間が終わって安く買い取ったのだが、そのリース料金よりも安く買えるなんて、いったい世の中、どうなっているんだ。絶句です。
数日後に注文した機械が届き、即日設定。すぐに使えるようになった。
いやはや、古いものを大切に使うことも大事だけれど、思いきって一新することも必要だと思い知った。快適にプリントできて、気分ルンルン。
無知であることは弱者なんだなあ。できれば知らない人にも優しい世の中であってほしいものだ。
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# by 4433yoshimi | 2014-05-28 09:53

髪をとかさない女

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昨日は空手の朝稽古で浅草へ。終了して中華屋「ぼたん」で冷やし中華を注文して、はたと気づいた。iPadがない! そうだ、トイレだ! 浅草駅に到着して校内のトイレに入った。その時、車内で開いていたiPadをカバンに入れるのをはしょってトイレで棚に置いたんだ。そのまま忘れて出てきて稽古に行っちまったんだ。それはほぼ9時半。もう2時間以上経っている。
お店のお姉さんに「忘れ物を取りにいってきますから」と荷物を置いてすぐそばの地下鉄にダッシュ。トイレに行くと、私が入ったトイレは使用中。そばにいた掃除のおばさんに「iPad見ませんでしたか?」と尋ねるも「見なかったわよ」と気の毒そうにおっしゃる。それでもあきらめきれずトイレが開くのを待つ。
「このトイレに入ったんです、手前に棚、ありますよね、そこになかったですかね」
「いやあ、気づかなかったけどねえ」
申し訳ないけれどトイレ使用中の方を焦らせてしまったかもしれない。それにしてはなかなか出てこない。ようやく出てきて確認したが、やはりなかった。
ガックリ…。
改札脇の女性駅員さんに忘れ物がなかったかどうか確認してもらう。
「それらしきものが届いているようです」
いやあ、ぷくぷくほっぺのおかめ顔の駅員さんが、天使に見えたのだった。
無事、引き取って中華屋へとんぼ返り。おいしい冷やし中華をいただいた。神さま仏様山の神様、ありがとう。
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先週、カナダで犬ぞり師になった本多有香ちゃんが帰国し、我が家で1泊。彼女の自叙伝『犬と、走る』(集英社:1800円)が出版されて、諸々のインタビューを受けるため帰国したとのこと。おもしろおかしい、そしてちょっとせつない彼女のカナダライフを聞きながら飲み食べした翌朝、これからインタビュー会場に行くという彼女を見ると、肩より少し下まで伸びた髪がボサボサ。特に頭頂部は髪が交差しまくり。「髪くらいとかしなさい」とブラシと手鏡を渡すと、しみじみ「いやあ、気持ちいい。髪とかしたのしばらくぶりっすよ」だって。
数十頭の犬と暮らしているうちに犬化してしまったのかもしれない。それにしても毎日、髪をとかさない女がこの世にいるとは想像だにしなかった。

その数日後、山仲間のYちゃんが我が家に食事にやってきた。有香ちゃんに会いたがっていたYちゃんだったが、日程が合わなくて残念だったねえ、などと話ながら髪のエピソードを教えてあげた。
「……それって普通じゃないの? 私もとかしたことないけど」
Yちゃんは背中の中程まである天然パーマのロングヘアー。手ぐしでさっとならしてゴムで結ぶだけとのこと。
ひゃあー、髪をとかさない女がここにも。続けて判明して心底、驚いた。
私は物心ついてから、小さな頃は親が、それ以降は自分でほぼ毎日髪をとかす。休みだとそのまんまのこともあるけれど、外に出る時は一応、とかすよ。それが当たり前だと思っていたのに、いやはや世間は狭いようで広い。いろんな人が、いろんな暮らしがあるもんだね。常識と非常識の境目ってけっこう曖昧なのかもしれない。

我が家の前の家のハナミズキの花がもうすぐ終わる。例年、その白い花は本当に可憐で清楚で心が洗われたものだ。数年前、住んでいた60代のご夫婦が徐々に行動や言動がおかしくなり、昨年の前半からは誰も住む人がなくなった。たまに娘さんが家に風を通しに来ているようだが、めったに出会わない。そして秋、数人の若い庭師さんがやってきて庭中の木をばさばさチェンソーで切ってしまった。ご夫婦が住んでいる時は、折りあるごとに老齢の職人さんが数日をかけて丹精していた庭木が、見る間に丸坊主に。
そして、今年のハナミズキの花はまばらで寂しい。意気消沈しているような花々。この惨状をあの職人さんが見たら泣くだろうなあ。
木に命を吹き込む仕事ぶりというのを、あらためて感じ入った出来事だった。
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# by 4433yoshimi | 2014-05-02 10:34