ご飯・空手・渓の日記


by 4433yoshimi
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

お好み焼きくらい好きに焼かせてくれ!

2泊3日の札幌の旅を終えた木曜日、羽田から半蔵門の出稼ぎ仕事場へ直行。北国の寒さでボケた頭でいきなりの仕事モード。最初はギアがうまく入らない感じだったが、なんとかこなして浅草の空手道場へ。すでに空手が遠い世界のことのように思っていた体に白い空手着をまとうと、ちょっとだけ覚醒。でも違和感はぬぐえない。突きや蹴りにも、まだ北海道のおばはん感覚がまったりまとわりついていたのだった。

その2日前の朝、自宅からカラカラとトランクを転がし、新高円寺駅から羽田、そして飛行機で千歳へ。出発前、雪のために着陸できない可能性もあるとのアナウンスがあっただけに、千歳は大粒の雪がボタボタ降っていた。札幌まで電車なら40分、バスなら約1時間半。当然電車で、と思ったけれど、出発時間までかなりあったのでバスに飛び乗った。いやあ、ほんとに雪だわ。道にも屋根にも車にも、電柱や電線にだってこんもり雪が積もっている。久し振りの北国の景色だった。
f0207325_22435378.jpg
駅前のホテルで母と落ち合い、ツインルームでのんびり。翌日、病院で検査を受ける母の付き添いとして来北したのだった。久し振りに合う母の頭も、雪のように真っ白。30代から白髪が生え始めた母は、ずっと黒く染めていたのだが、いつの時だったか帰省したら、頭が真っ白になっていて驚いた。それでも毛の薄い私よりも量は豊富なのだからうらやましいことである。

その夜、母を病院に紹介してくれたAさんにお会いした。実は彼、私の小学1~2年、机を並べた同級生である。何十年ぶりかの再会。ホテルのロビーで会った時、まったく子供の頃の面影がないことに驚いた。しかも、頭、白っ!
小さくて可愛らしくて「ホーム・アローン」のマコーレー・カルキン君のようだったA君が、いきなり北海の暴れ馬みたいな感じのおじさんになっているんだもの、そりゃ驚くべさ。もちろん、あちらだってびっくらこいたのだろうが。

翌日、無事、検査が終了し、母とデパートのレストラン街のお好み焼き屋に入った。本場大阪と銘打ち、焼きは店員にお任せくださいとテーブルの鉄板の横に目立つように書いてある。しかし、せっかちな母、店員さんが来るのを待っていられるはずもなく、ひっくりがえしてパンパンパンと得意そうに表面を叩いてうれしそう。すると通りがかった店員のお姉さんが、
「当店では店員が焼きますのでお客様は……」
と目を吊り上げて責めるように言うので、思わずひと言。
「あなたが生まれる前からお好み焼き焼いてますから大丈夫よ」
ほどよく焼けて食べていると、先ほどのお姉さんがやってきて、疑い深そうに「焼けてますか?」と聞いてくる。満面の笑顔で「はい~」と私と母。いやはや、お好み焼きくらい自分の流儀で焼かせてくれよ。まして母は関西育ち。お姉ちゃんのお母さんが生まれる前から焼いてまっせ。接客マニュアルも悪くはないが、そればっかりじゃロボットでよろし。
f0207325_22445222.jpg
帰京して2日。ようやくいつもの体調に戻りつつある。とにかく札幌は食事がまずかった。チェーン店にしか入らなかったせいだろう。全国どこであれ、作り手の顔が見えない大量生産の食事は本当にまずいと思う。駅前の立ち食いそばのほうがずっとまし。こうして年と共に偏屈な人間になっていくのだろうか。いいじゃないか、偏屈で。

唯一、北海道でおいしかったものは、最終日にデパートのお総菜売り場で買ったホッケフライ。3枚400円を6枚購入。空手の帰りに高円寺駅近くの飲み食べ処「眉山亭」でお裾分けし、みんなで食べたら大好評だった。もちろんみなさんホッケフライは初めてとのこと。
子供の頃は、近所の総菜屋で買ったホッケフライがよく食卓に乗った。懐かしのホッケフライ。やっぱり、今でも密かに安くておいしいものは残っているのだね。
f0207325_22451365.jpg

[PR]
by 4433yoshimi | 2010-02-20 22:45